矯正治療は、通常2~3年。金額としては数十万円程度かかってきます。また、一部を除いて保険適用外となります。2~3年とお伝えしましたが、成長期の受け口ともなると7~8年要するという事もあります。うん十万円という額は、全期間の費用の合計になります。長期間にわたって、その患者さんの治療への責任を持つというのは担当医にとってずいぶんと神経を使います。その点も考慮しての事だというのは理解して頂きたく思います。

また、症状も様々で、患者さん1人1ひとりでも異なってきます。治療結果には審美的な要素も伴ってきます。矯正治療というのは、「アート・アンド・サイエンス」などと言われるほど、ある種では名人芸的技術を求められるのです。それでは、矯正治療にかかる費用の相場を細かく見ていきたいと思います。

まずもって初心相談料として2,500円・検査で2万円・診断料で2,5万円、定期観察料として5,000円程度となっています。ここに加えて、基本料金として部分矯正で5万円~・乳歯で20万円・永久歯で30万円程度かかってきます。長期管理が必要となると、40万円となってきます。また、装置料としてマルチブラケット法なら15万円程度・固定式或いは着脱式なら5~8万円・保定装置となると6万円くらいになってきます。

近年SNSの広告などで「格安で矯正治療ができますよ」と謳うものも見かけるのですが、あからさまに安いのは少し心配ですね。安全性・金銭面などをキチンと下調べして本当に大丈夫なのかを判断してもらいたく思います。また、一部を除いて保険適用外になると前述しましたが、歯医師から「下顎前突」と診断した際の外科的手術は保険適用となります。特例として、口蓋裂の時の歯列矯正も保険が使えます。治療費は納税時に申告すればその一部が医療費控除として還付されます。多少手間かもしれませんが、少しでも無駄にしたくないという方はぜひ。

税務署によっては、子どもの矯正治療は医療費と認めても、大人の場合には「身体を美化する手段」であるとして否認する事も有るようなのです。しかしながら、成人の矯正治療も十分に医学的必要性のある物です。必ずしも美化のみを目的として歯科矯正を行うわけではありませんから。すごすごと引き下がらず、医療費として認められるように頑張ってみても良いと思います。歯科医から医療上の必要性が記載された診断書を添えるという方法もありますので、かかった歯科医院に相談してみても良いでしょう。とはいえ、料金の相場をお話しはしたものの料金は実際のところマチマチです。個人歯科院も多いですから。ただ、地方の方が安い傾向にあるようにお見受けします。開業医の料金は「近くの大学病院の料金が目途」とも言われます。

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